K 海外旅行マスターの伝授〜テロ以降のアメリカ
T. まずはじめに
- @ 2001年9月11日対米多発同時テロ発生
- 上記の日に約6,000人の死亡・行方不明者を出した"Attack on America"がありました。このため、
米国内での移動がかなり自由がきかなくなったというか、スケジュールがたてにくくなっています。
約4週間たった今も、WTCの跡地("Ground Zero")には煙が立ちこめています。ほぼ不眠不休の解体作業と、
行方不明者の確認作業に追われております。なお、完全に"Ground Zero"が立ち入りが可能になるのが
早くとも2002年春といわれています。
- A 今までは
- 今までは、フォトID(日本人ならパスポート)はよっぽどのことでないと、見せることはなかったと思います。
空港でのチェックイン、クレジットカードで支払うときくらいだったと思います。しかし、このテロ以降、アメリカの
警備体制が変わりました。以下を参照してください。
U. 交通機関を利用する場合
- @ 飛行機の場合
- 今までは、米国内の空港はセキュリティゲートのチェックさえ通れば、チケットなしでも
ターミナルの中に入られるものでした。見送り出迎えが可能でありました。しかし、今回はここの
チェックの甘さを突いたテロでありましたので、これ以降以下のように厳しくなりました。
・必ず、チケットか予約証明書ような旅程表を持参している者でないとチェックインできない。
・手荷物は最低限1個とし、預ける荷物も最小限にする。
・ナイフ等の刃物類の機内持ち込み厳禁。預ける荷物の中にはOK。
・チェックインする前にすべての荷物を検査するので、国内線は2時間前、国際線は3時間前に空港に来ること。
・セキュリティゲートの中へはチェックインしたチケットを持参している者以外立入禁止。
となっております。日本国内ではごく当たり前のことも含まれています。今一番ネックは荷物検査のために
かなり前に空港に行かないといけないと言うのがあります。これを甘く見た人が乗り遅れと言うことがあるようです。
この時間が読めないので、かなり余裕を持ってスケジュールを立てることが必要です。
また、突然キャンセル便が出ることもままあるようです。その発生率は以前より高いようです。特に
被害のあったアメリカンエアに集中しています。また、出発地や目的地が軍事基地とかねているような
空港ではかなり厳しいですし、突然キャンセルもあるようです。
- A アムトラック(鉄道)
- 10月7日にアメリカの空爆による報復攻撃が始まりました。アメリカも'95年に発生した
日本の東京サリン事件を例に警備を強化しております。第2のテロを警戒しており、今回は空爆への
軍事力より国内の警備の方に重点を置いています。そのため、鉄道特にボストンとワシントンD.Cを結ぶ
アムトラックのドル箱路線に関して、10月8日からチケットカウンターのみでの切符販売、及びフォトIDの
提示が必要となりました。また、駅構内にても職務質問があり、フォトIDの提示が必要の場合が
あります。今、懸念されているのは生物兵器によるテロであり、その対策が強化されております。
- B 市内交通
- 主に地下鉄・バスが主体になります。あとはタクシーですね。地下鉄に関してはその地域の
警察及びその鉄道会社の警察による巡回。ゴミ箱の撤去。列車の間引き運転などが実施されています。
地域鉄道もしかりです。バスの方は通常営業です。市内交通はバスが中心となります。また、タクシーは
アメリカ人が運転手という車がほとんどなく、メキシカン・インド人・アラブ系がおおいため、
逆にアラブ系の運転手が出勤を控えているので、タクシー他の台数が減っている傾向です。
- C グレイハウンド(長距離バス)
- 先日、テロでありませんが、乗客の一人が運転手の首を切りつけ、横転する事件がありました。
そのため、各地のグレイハウンドのディポ(バスターミナル)の警備は一段と厳しく、空港並の所もあります。
V. 市内の様子
- @ 公共施設
- 各都市にある政府機関などの建物に関しては、厳しいところは周辺の立入禁止の処置が
取られています。立ち入りが可能でも警備が結構厳しいです。フィラデルフィアを例に取ると、
「自由の鐘」のパビリオン立ち入りでもフォトIDが必要であります。あとは市役所周辺なども
警備の対象となっています。
- A その他
- そのほかについては至って平常であります。フォトID(パスポート)をいつでも出せるところに
入れておきましょう。しかし、くれぐれも落とさぬよう取られぬよう注意を払ってください。若干警官の
数が普段より多いという気がします。テロ当日はフィラデルフィアはゴーストタウンかとしました。
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